契約結婚なのに、凄腕ドクターに独占欲剥き出しで愛し抜かれました
そう、とても幸せな話だ。

私と同じ気持ちを悠さんに求めなければ。

そこに愛がないとちゃんと割り切っていれば。


「…相沢、大丈夫か?酔った?」

ぼんやりしていたら隣の北川が声を潜めた。

「ううん、平気」

「無理すんなよ?お前酒あんまり強くないんだし」

そう言いながらビールのジョッキを傾ける北川。

すでに4杯は飲んでいるはずだ。

お酒に強く気がきく北川には、幹事はぴったりの役回りだと思う。


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