契約結婚なのに、凄腕ドクターに独占欲剥き出しで愛し抜かれました
そして復職してから3か月後—————
休職中から、私はこの日のために少しずつ準備を進めていた。
「晴れてよかったねえ」
「ホント、昨日は降ってたから、てるてる坊主作ったんだ」
「イマドキてるてる坊主?小学生じゃないんだから」
「なによー」
着物姿のお母さんが鏡越しに笑っている。
梅雨が長引き、毎日雨ばかりだったけど、今日は嘘みたいに朝から太陽の日が差し込んでいる。
今日は都内のホテルで結婚式を挙げる。
体調を崩したら困るから海外は諦めたけど、かわいいウェディングドレスを着られたからそれでじゅうぶんだ。
「新郎をお呼びしていいですか?」
スタッフに声をかけられて、ドキドキしながら「はい」と立ち上がった。
休職中から、私はこの日のために少しずつ準備を進めていた。
「晴れてよかったねえ」
「ホント、昨日は降ってたから、てるてる坊主作ったんだ」
「イマドキてるてる坊主?小学生じゃないんだから」
「なによー」
着物姿のお母さんが鏡越しに笑っている。
梅雨が長引き、毎日雨ばかりだったけど、今日は嘘みたいに朝から太陽の日が差し込んでいる。
今日は都内のホテルで結婚式を挙げる。
体調を崩したら困るから海外は諦めたけど、かわいいウェディングドレスを着られたからそれでじゅうぶんだ。
「新郎をお呼びしていいですか?」
スタッフに声をかけられて、ドキドキしながら「はい」と立ち上がった。