【実話】ゲイとレズのカップルですが何か?
バス停に到着した


バスは後15分で来る


炬卯弥は空港まで送りたいとずっと言ってた


でも何気にバス料金は高いし時間もかかるし
炬卯弥が長時間も往復するなんて可哀相だった


だから
空港で大泣きなんてしたくないからと言って断った





残り時間は10分を切った


あたしは
今夜ご両親に渡す手紙の事を精一杯勇気づけた!


そして家に着いたら直ぐに電話するからと伝えた!




あたしが一日の長崎で
炬卯弥にしてあげられた事は


これで限界だった!


すると
二人の事情など知るよしもないバスが来た…


二人はもう一度強く互いの手を握りしめた



バスに乗り込む瞬間に


炬卯弥はもう一人じゃない!
あたしが付いてるからね!

と言って


あたしは気丈に振る舞いバスに乗った


…でも喉の辺りが苦しかった…

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