ブラックサンタクロース



「……やっと、会えた」


ずっと、会いたかった。

会いたくて、仕方がなかった。


「サンタさん……!」


堪えていた涙が、頬を伝う。


「さて。コイツらに変わって、俺がお前を楽しませてやるとしようか」

「……え?」



サンタさんは、

わたしの目を見てこう言った。



「誰からぶち殺して欲しい?」



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