夢幻のこの世
図書室に入るといつも通りの紅茶の匂いが鼻をかすめる

「真由ちゃん先生!!」

「いらっしゃい!今日も来るとわかってたわ。ちょうどお菓子の準備もしてあるの」

真由ちゃん先生はこの学校の司書さんで心理学も勉強してる。なんで図書室にお茶やお菓子、ティーカップなどがあるかというと完全に真由ちゃん先生の趣味。真由ちゃん先生はお茶を飲むのが好きで先生達に内緒でティーカップなどを持ってきている

「由宇ちゃんはどう?」

そう、そして私のことを知っている。とても信頼できるいい先生だから

「最近は大丈夫だと思う…ごめんね、心配させて」

「何言ってるの!悪いのは由宇ちゃんじゃないもの!」

「ありがと」

「でも、気をつけて…この間拓真くんが来て由宇ちゃんのことを探してた…そろそろ動き出すと思う」

拓真は私が真由ちゃん先生に相談してることを知らない。だから普通の拓真で接する

「由宇ちゃん、大丈夫だから。由宇ちゃんには僕や康太、ももちゃん、真由ちゃん先生だっているんだから」

「うん!ありがと!!」

「由宇、今度こそ幸せになりなさいよね!泣かせたら蓮をぶっ飛ばすからね!」

「それは勘弁…」

「とりあえず由宇は1人じゃないからな!」

「康太…」

「おーい、友情と愛情深め合ってるところ申し訳ないけど授業始まるまであと3分しかないよ」

「「「「やば?!」」」」

私たちは紅茶を飲み干して教室に向かった
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

青い恋
猫斗/著

総文字数/3,488

恋愛(純愛)7ページ

表紙を見る
夕日の中の思いを君に伝えたくて
猫斗/著

総文字数/8,110

恋愛(キケン・ダーク)15ページ

表紙を見る
夢の中
猫斗/著

総文字数/1

恋愛(学園)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop