大好きな君へ。猫との日記を渡します。
「よかった…まだ生きてたんだ…」











早く…起きてほしいな……












「彼方。守れなくてごめんね。死なないでね。
死んだら海琴が悲しんじゃうよ?」







瑠璃の声だ。









「海琴だけは………悲しませ…たくない……」






スー スー スー










起きて…る?










「かな…!!?」

ボフンと煙が待った。




「おい。お前か。海琴ってのは。」






< 10 / 38 >

この作品をシェア

pagetop