大好きな君へ。猫との日記を渡します。
「彼方!!海琴!!」







私は必死になって叫んだ。





ボスッ






あぁ…死んじゃった………?







死んじゃった君に届けよう。








「海琴も彼方も!!大好きだからね!!ずっと一緒にいてくれてありがとう!!お幸せにね!!」






何かの本で読んだんだ。








死んでも、その後の数秒間だけなら聴覚だけまだ生きている、と。










だから…届いたかな。
届いていなくても。
2人で私をずっと見守っていてね。







< 7 / 38 >

この作品をシェア

pagetop