Pretend♡lover









「で、恋愛経験豊富な高浜くん。いいの?」





「なにが?」





「好きな人の恋をお手伝いなんかして。そんなことしてる場合?」





「は!?好きな人ってっ…。そんな…俺はそんなんじゃ!」








奏に悟られた裕太郎は焦る。








「好きなんでしょ?初めて2人と出会った時から知ってるわよ。わかりやすいもん。高浜くん。


そして梓もね。」







「そっか。まぁ、うん。梓のことが好きだよ。
でもな、梓は藤原が好きで、だから藤原とくっつくのが梓の幸せだからそれを応援する。」






「ふーん。わたしはどっちが幸せとかわからないなぁ。高浜くん、あなたなら信用できるし思いやってるし梓を任せられるんだけどね…。自分の気持ちを大事にした方がいいよ。」





「ありがとう…。梓は俺のことは全く男だと思ってないからさ。青木は梓のことをよく見てるんだな。」








そういわれると奏は伏見がちになった。










「まぁね。大事な、親友だから。」










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