Pretend♡lover
先生「みんなごめん。1つ委員会決めてなかったんだよ。図書委員が決まってなくてな。誰か男女でやってくれないかな。」
「はい。」
先生「お、山本。クラス委員めやるのにやってくれるのか?
「大丈夫です!そんなに大変なお仕事でもないし、出来ます!」
先生「そうか。ありがとう。」
「いいえ。よろしくお願いします。」
梓は一年生の時も図書委員をやっていたため、すぐに決まった。
先生「そしたら、男子は・・・」
男子「え、誰がやる・・・?」
男子「部活が・・・」
男子「今日休んでるあいつでよくない?あいつ確か去年もなにかやってたよな。」
男子「たしかに!あいつでいいじゃん」
男子「先生、黒崎でいいと思います」
面倒くさくてやりたくない男子たちの意見は満場一致で少し休みがちの黒崎くんという男の子になった。
休んでるし文句が言えないからちょうどいいからみんなは指名した。
先生「え、本人の意見はきかなくて大丈夫かな。」
男子「先生いいじゃん。あとで出席したときに嫌がったら変えてもらうのは?」
先生「まあ確かに。それなら仮登録して出席したら確認してみよう。とりあえずこれで全委員会決まったな。
クラス委員は今日の放課後から早速課外学習の件で話し合いを始めたいからホームルーム終わり次第会議ルームに集まってくれ。
じゃあ以上。チャイムが鳴るまで自習しててくれ。」
みんな「「はーい」」
先生が去った教室は、生徒たちの声でにぎわっていた。
「ねえ。」
後ろの席の奏が少し不安そうな顔で梓に話しかけてきた。
「どうしたの?」
「委員会。あの子遅刻したり休んだりあまり学校来ないじゃん。」
「え?そうなの?」
「うん・・・。大丈夫?梓に負担かかりそう。」
奏は、委員会に協力してもらえない可能性を心配していた。
「そうなんだ。。。体弱いのかな??」
「ばーーか」
裕太郎があきれるように言う。
「え??」
「お前、ほんとばか。」
「ちょっと!なんでよ!!どうして?」
「まあいいよ。おれ、委員会入ってないから。何かあったら言えよ。」
梓に頭をポンっと手を置いて、裕太郎は席を立った。
隼人はそんな3人のやり取りを、みていた。