Pretend♡lover






先生「じゃあ今日のホームルームの時間は課外学習の班を決める。」






課外学習の班決めはそんなに時間はかからなかった。
新学期からすでにもうグループがだいたい決まっていた。








「裕太郎のほうで二人確保しておいてね。」






「おっけ。女子は、お前と青木だけでいいだろ。」




「うん!かなちゃんと旅行なんてほんと楽しみ!!」





先生「決まったグループは報告しに来てくれ。」







クラス中の生徒達が好きな人とグループを組むために必死に声をかけあっている。








女子「藤原くん!!ねえ組まない?」

女子「ねぇ〜」

女子「誰がいてもいいからお願い〜」






「ごめんね、ちょっと考えさせてね。」







女子の囲いから逃れた隼人。






目の前は梓の席だった。









「あ…」








< 17 / 35 >

この作品をシェア

pagetop