Pretend♡lover
先生「じゃあ今日のホームルームの時間は課外学習の班を決める。」
課外学習の班決めはそんなに時間はかからなかった。
新学期からすでにもうグループがだいたい決まっていた。
「裕太郎のほうで二人確保しておいてね。」
「おっけ。女子は、お前と青木だけでいいだろ。」
「うん!かなちゃんと旅行なんてほんと楽しみ!!」
先生「決まったグループは報告しに来てくれ。」
クラス中の生徒達が好きな人とグループを組むために必死に声をかけあっている。
女子「藤原くん!!ねえ組まない?」
女子「ねぇ〜」
女子「誰がいてもいいからお願い〜」
「ごめんね、ちょっと考えさせてね。」
女子の囲いから逃れた隼人。
目の前は梓の席だった。
「あ…」