Pretend♡lover
「藤原くん、大丈夫??」
「あ、うん。大丈夫だよ。ごめんねいつも僕のせいで騒がしくなっちゃって。」
「女の子たくさんで選び放題だね〜羨ましいかぎりです」
「ちょっと裕太郎!!!失礼じゃん!」
隼人は、梓が裕太郎のことを名前呼びしてるのに反応した。
「君たち、仲良いんだね」
「え!?まぁ、裕太郎とは生まれた時からの腐れ縁だからね!」
「まあ、そんなところだよ。」
「そっか。ごめんね!お邪魔して。あ、ちなみに君たちは一緒の班なんだよね?」
「うん。そうだよ!」
奏と裕太郎は不思議そうに隼人を見る。
「そっか!ありがとう。」
そういうと隼人は廊下を出た。
教室を出ていった隼人を裕太郎が追いかける。
「おい。」
「え、高浜…どうしたの?」
「いや…」
「高浜、山本さんをあまりいじめちゃダメだよ!羨ましいくらいだよ。優しくて、僕の周りの子みたいにしつこくなくてさ。」
笑顔でそういうと、そのまま去っていった。