Pretend♡lover
幸せな時間は
あっという間。
梓の最寄りに着いてしまった。
「確かここだよね?」
「うん。あの時のこと覚え出てくれたんだね…」
「もちろんだよ!そのあと見かけても声掛けられなかったんだけどね。教室でも。なんて声掛けたらいいかわからなくて。」
「そっか…。わたしも…。」
"どうしようどうしよう!!…こんなに幸せなことが起きていいのかな?"
「帰り、心配だから連絡してね!もう今日は予定無いからいつでも大丈夫だから。」
「うん。ありがとう。またあした!」
「じゃあね!またあした。」
隼人が乗った電車を見送った。