Pretend♡lover
ピピピピピ、、
「うわ!!!!え!?もう朝か…」
爆睡していた梓にとってはめちゃめちゃ短い睡眠時間に感じた。
「おはよう。」
「え!?裕太郎!?なんでいるの!?」
「優しい裕太郎様は、お前の宿題をやってあげてたんだよ。」
「………あ!!!!数学の宿題出てたのすっかり忘れてた!!!!ありがとう裕太郎!!!」
ドアの前で立っている裕太郎に思わず抱きつく。
「おい!お前なあ…」
「朝ごはん食べてくるね!裕太郎はもう食べた!?」
「うん。しっかり梓のお母さんに貰いましたー。」
「よかった!食べてくるね!」
「おま…それより!!」
ガチャ!
「あぁ!!もう!あいつまじで、梓じゃなかったらほんと縁切ってる、絶対に。くそっ!!」
やるせない気持ちをどこにもぶつけられず、
その場で悶えるしかなかった。