Pretend♡lover
ガラガラ…
「みんなおはよう!!」
「「おはよう」」
女子「梓ちゃんおはよう」
男子「お、山本〜今日も高浜と登校か〜!」
「はいはい、いつものように登校してます!」
朝から茶化してくるのは日常茶飯事。
毎朝裕太郎とのことで茶化される。
「おはよう山本さん。」
「おはよう藤原くん!!あ、あの、昨日はありがとうございます!!!ごめんなさい!!」
あまりの緊張にお礼と同時に咄嗟に謝ってしまう。
「え!?なんで謝るの!?」
「ごめんなさい…ほんとに、あの、緊張しちゃって。」
そう言うと、いてもたってもいられず、
教室を出てしまった。
「緊張……?」
また緊張というワードに不思議そうに考え込む隼人。
男子「なぁ、ごめんなさいって謝られてたけど、フラレでもしたのか??」
「そんなんじゃないよ。……ねえ、誰かといて、その相手に対して緊張するってどういうこと?」
男子「異性?それが異性なら、好きって事じゃない??」
「好き…。。。好き!?」
男子「どうした!?山本に緊張するって言われたの!?」
「ちっ…違う!山本さんじゃないから。塾の女の子…。」
"好きか…。山本さんが、まさかね。僕は自意識過剰で嫌なやつだ。"