Pretend♡lover







ガラガラ…





「みんなおはよう!!」



「「おはよう」」




女子「梓ちゃんおはよう」

男子「お、山本〜今日も高浜と登校か〜!」




「はいはい、いつものように登校してます!」






朝から茶化してくるのは日常茶飯事。



毎朝裕太郎とのことで茶化される。








「おはよう山本さん。」




「おはよう藤原くん!!あ、あの、昨日はありがとうございます!!!ごめんなさい!!」





あまりの緊張にお礼と同時に咄嗟に謝ってしまう。






「え!?なんで謝るの!?」



「ごめんなさい…ほんとに、あの、緊張しちゃって。」




そう言うと、いてもたってもいられず、
教室を出てしまった。







「緊張……?」




また緊張というワードに不思議そうに考え込む隼人。







男子「なぁ、ごめんなさいって謝られてたけど、フラレでもしたのか??」




「そんなんじゃないよ。……ねえ、誰かといて、その相手に対して緊張するってどういうこと?」



男子「異性?それが異性なら、好きって事じゃない??」



「好き…。。。好き!?」




男子「どうした!?山本に緊張するって言われたの!?」




「ちっ…違う!山本さんじゃないから。塾の女の子…。」







"好きか…。山本さんが、まさかね。僕は自意識過剰で嫌なやつだ。"









< 28 / 35 >

この作品をシェア

pagetop