Pretend♡lover
「はぁ…」
「どうしたの?今日1日ずっと上の空でため息ばかりじゃない。」
「うーんとね、、、」
心配そうに聞いてくる奏に昨日のことを全て話した。
「うそ!!いいじゃない!進展!!連絡してるなんて…」
密かに見守ってきた奏は、それはそれはすごく喜んでくれた。
「でもほんと緊張しちゃってね…しかもわたし、何回も緊張しちゃうって言っちゃってて。もう告ったも同然だよね。ほんと馬鹿。」
「え!?それは告白してるね!」
「だよね!?!?もうほんと終わった……」
「でもさ、藤原くん鈍感そうだから気づいてないかもよ?大丈夫よ!普通に話しかけてくれるなら尚更大丈夫よ!!」
「そうかなぁ…」
奏にはそう言われるものの、やっぱり自分のあがり症なところと勢いでなんでも言ってしまうところに後悔していた。
「ほんとに私って馬鹿……そうだ!班のこと…」
「大丈夫よ。私昨日何とかしておいたから!黒崎くん入れてね♪」
「あぁ!なるほどね!奏ちゃん流石!頭いい♪」
「場所のことは高浜くんから聞いてるから。そうだ、高浜くんにありがとうって言っておきな?朝梓が教室飛び出した時、心配してたからさぁ。」
「そうなの!?わかった。あとで話する!」