Pretend♡lover






「梓がわかりやすいってゆうか、私が梓のことならなんでもわかるの。まぁ、それは高浜くんもおなじかもね〜…。」





そう言うと奏は少し微笑む。








「かなちゃん・・・。ありがとう。」













昼休み前の授業おわり。





先生「じゃあ、夏の課外学習参加希望の紙、書いたらクラス委員代理の藤原に放課後までに提出を。特別な事情が無い限りはなるべく参加をすること。」



「「はーい」」






みんなが隼人の席に駆け寄る。もちろん中には例の追っかけ女子たちもたくさんいる。笑顔で対応する隼人。それを見つめる梓。






「ええ!みんな後ででもいいじゃん。ご飯食べたいよ~。」





女子「え~じゃあ一緒に食べよう!」


女子「え!じゃあ私も!!」









しつこい追っかけ女子たちの返しをいろんな表情で丁寧に返していく隼人。




そんな隼人のことを見つめ少ししょんぼりする梓。





そして、そんな梓を見ていた裕太郎。





「・・・」








裕太郎は、横目で梓のことを見て、弁当を持ち教室から出て行く。












「はぁ・・・。いまプリント渡せないな。あとで机に置いておこう。」






梓は隼人と追っかけ女子がいなくなって静かになってから机にプリントを置きに行った。







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