Smile Days〜繋ぐ恋のバトン〜

蒼空Side

教室に行くと、松本悠真が席についていた

忘れてた。席隣だった

早く休み時間にならないかなと席についた

何か言いたげだったけど、話しかけるなオーラを出してなんとか免れた

5限目が終わり、HLも終わり帰ろうとした時

「た、立花!」

松本悠真が話しかけてきた

「何?」

「泳ぐ意味がないってどういう意味?」

悪い人じゃないのはわかってる

分かってるけど、あの時の記憶が蘇る

私は何も言わず黙っていた

「泳ぐ意味がなかったら、競泳やっちゃいけないのか?」

私のこと何も知らないくせに

真っ直ぐ見つめてくるその瞳が嫌になった

「私は泳がない。競泳は辞めた。何度も言わせないで。」

早くここから逃げたかった

私は走って教室を出た
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