Smile Days〜繋ぐ恋のバトン〜
「あのさ、真剣な話なんだけど。」

もう、この際はっきり話そう

「何?」

蒼太ならちゃんと聞いてくれる気がする

俺は昨日の立花との会話を話した

森との話も

全て話終わったあと、蒼太は複雑そうな顔をしてた

「俺は、知りたいだけなんだ。なんで立花が水泳を辞めてしまったのか。鴫野功太はどこへ行ったのか。蒼太なら知ってるだろ?教えてくれよ」

少し経って、蒼太が口を開いた

「悠真に蒼空の気持ちは理解できない。」

「どういう意味だ?」

蒼太は真剣な目で

「蒼空の気持ちは理解できない。それは、俺も紅葉も同じ。あいつにしか分からないんだ。俺たちは、あいつが元気で過ごせるよう、見守るしかないんだ。俺は、蒼空が笑ってくれたらそれでいい。それは、紅葉も同じだ。」

と言った

「俺は、蒼空が笑顔でいてくれればいいんだ。水泳を辞めてしまったことはもったいないが、無理はさせたくない。また、あの頃のように戻って欲しくないからな。」

「あの頃って?」

そう聞くと蒼太は黙り込んだ




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