Smile Days〜繋ぐ恋のバトン〜
私はしばらく動けないでいた

もう疲れたよ

ブーブー

ポケットに入れていた私の携帯が震えた

「はい。」

電話に出ると蒼太だった

「俺たち着いたけど、どこいんの?」

「あー。今からそっち行く」

「りょーかい」

電話を切り、蒼太のところへ向かった

「蒼空!」

紅葉も来ていた

「お待たせ」

私達はお墓に手を合わせた後、その場を後にした

「帰ろうか」

「私、ちょっと寄るところあるから先帰ってて」

今は1人になりたい

「蒼空、顔色悪いよ、大丈夫?」

紅葉が心配して、顔を覗き込む

「大丈夫」

「わかった、先帰ってるね」

蒼太と紅葉と別れ、私はさっきいた丘の上に行くことにした
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