クールな王子様に今日も恋してます〜この恋キミ限定〜




冷静に考えてみたら、きっと。



水瀬くんにとって、あの日は学校と変わらなくて、クラスメイトとしての私に接してた。



だからドキドキしていたのは私だけで、水瀬くんはいつも通りの水瀬くん。



いつもと何も変わってないのかなって、少し思ったり。



でも思い切って誘う勇気を出したから、クリスマスの日を水瀬くんと過ごせた。
それは変わりないから。



一歩前に踏み出してみて、良かったなって思えたのは事実だ。



「怪しい。絶対クリスマス何か進展あったでしょ?」

「ふふ、鋭いなぁーなっちゃんは」

「ふっふっふ。何でも永絆のことならお見通しよ。それとさー、明後日初詣行くんだけど永絆も一緒に行かない?ゆっくり話も聞きたいし」



初詣かー。お正月って感じだなぁ。



明後日は特に予定も無いし、なっちゃんとも冬休み中なかなか会う時間が無くて寂しいなと思ってたところだったから、久しぶりに会いたいっ!



< 118 / 401 >

この作品をシェア

pagetop