クールな王子様に今日も恋してます〜この恋キミ限定〜




学校に着いてから、いつも通り自分の席に着くと…



「永絆?水瀬くんと朝一緒に登校しなかったの?」



そう訝しげな表情で、なっちゃんに聞かれる。



今まで水瀬くんと同じ時間の電車に乗ってたのに、急に時間変えるなんて…



不思議に思うのも当たり前だよね。



「うん!やっぱり電車混んじゃって大変だから、余裕が出来るように早めに来ようかなって」

「別に混んでも、水瀬くんが助けてくれたりするかもしれないじゃん!」

「いつも助けられてばっかりだし、これ以上水瀬くんには迷惑かけられ無いよ…えへへ、」

「まぁ永絆が、それでいいならいいんだけどさー」



イマイチ納得が、いかないような表情を浮かべているなっちゃんに正直胸が痛い。



ごめんね…。ちゃんと話せる時が来たら話すから、それまで待っててね。


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