クールな王子様に今日も恋してます〜この恋キミ限定〜




「白咲さん今までごめん……。」



突然身体が引き寄せられるとギュッと強く抱きしめられ、水瀬くんの香りに一瞬で包まれる。



大好きな水瀬くんに抱きしめらながら、近くで温もりを感じれることがこんなにも温かくて…



涙が止まらないくらい幸せなものなんだね…。



「……っ、ひ…っく…」

「こんな俺をずっと好きでいてくれてありがとう」



目の前でそう優しく微笑む水瀬くんに、私はまた涙が溢れ出す。



「水瀬くんに嫌われたかと思ったぁ…っ!!」

「嫌うわけないよ」



子供みたいに泣きじゃくる私を安心させるかのように、優しく微笑みながら背中を摩ってくれる彼。



その手が、こんなにも温かく感じるなんて。



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