サヨナラさえ言えたなら

過去

私は、藤田 愛桜(ふじた あいら)普通の女子高校生をしている。

私には、付き合っていた初恋の人が居た。
彼は中学の頃に私の前から消えてった。

あの人は何も言わずに消えた。

せめて、サヨナラは言いたかった。

でも、言えずに交通事故で即死だったんだ。

何でだろうね。
自分でも分からないけど失うものが大きいと笑うことすらできないや。

だからこそ、変わらなきゃいけないって。

でも、難しいんだよね。


そんな日常を過ごしている愛桜はいつも通り学校に行った。


瞳子「ねぇねぇ！今日転校生くるんだってよ！」
愛桜「ほんと！？男の子かな。私は女の子がいいなー！そしたら仲良くなりたいな！！」

彼女は吉畑 瞳子(よしはた ひとみ)私の高校に入ってから出来た親友だ。

瞳子「あ、ホームルーム始まる！」

ガラガラ…

先生「知ってる人いると思うけどな今日は転校生が来たからな」

「こんにちは。長谷川 璃希人(はせがわ りきと)って言います。よろしくお願いします。」

瞳子「わ！イケメンだ！ね！愛桜！」

愛桜「う、うん！そうだね！」

えっ。
初恋の人と同じ顔をしている。
あの人はもう居ない。
なんで、ねぇ、なんで？

神様こんなイジワルしないでよ。

先生「長谷川の席は、藤田の隣の席空いてるからそこで」


璃希人「よろしくね、藤田さん」
愛桜「うん、よろしくね！」