例えば、XXとか。

急に気にし気落ちする私に、幸哉が……


「 あの二人は大丈夫だよ。ところで、伊織ちゃんだっけ、まさか滉の?」

「 えっ! やだ、違います!」



ビックリした、なんで滉君となの……



「 伊織はなぜかモテ期だよね、なぜか 」

「 利香、まだ拗ねてんの?」



長いよ、もう。



私は優雅に気持ちは告げた、それは変わらない確かなもの。

この先、何があっても……



幸哉と未沙は彩膳に秘密で付き合ってる。

秘密が二人の繋がりを強くしているのがわかり、店長の和臣が言っていた事を再度理解した。

二人が先に店を出る。

また、彩膳に来てと未沙が綺麗な笑顔で言ってくれた。

利香はまたしても不貞腐れていた。

その理由は、彩膳の店員である二人が付き合っていたから。

悔しい、利香の思いがよくわかった。




「 利香、冬休みは諦めて… 」

「 諦める!? これだから彼氏持ちは… 大学は広いんだよ、知ってるでしょ~
見つけても隣に、女、女、女!
私にもイケメンすぎる兄貴が出来ないかな~ 」



出来るわけないでしょ、ほんとにもう。


時間は夜8時半を回った頃。

ラインの着信に気づき見ると、緊張が走った。



優雅君……

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