例えば、XXとか。
土鍋はさはすがになく、鍋でやろうと碧斗が言って準備するのは私。
滉が食べたい食材も入っていて鍋に入れてくれと言う。
言われた通りに鍋に入れて煮込む。
鍋を見つめながら少し眠気を感じるが、そのまま出来上がりを待ってリビングにあるテーブルに運び置く。
「 碧斗、取り皿と箸お願い 」
「 滉はお茶入れてろ 」
「 任せろ 」
3人でうどんを食べながら、少しで体が温まり睡魔が眠りに誘う。
眠い……
ちょっとだけ、寝たいかも。
「 伊織ちゃん、食べないの?」
「 ん… ごめん、少しだけ寝てもいい? 」
「 いいよ、寝な寝な 」
部屋まで行かず私はその場ですぐに横になった。
眠りに落ちるには時間は必要なく、すぐに眠った。
「 疲れてたんだな、伊織ちゃん 」
「 お前が来るからだろ 」
「 俺のせいにすんなよ、だいたい俺が来なかったら碧斗が疲れさせてたんだろうよ、違うか? オオカミさん 」
「 オオカミになってねぇよ、誰かのせいでな! 」
「 残念で何よりだな、寝顔、可愛いな… 」
「 見るなバイ菌!」
「 なんでだよっ 」
眠り深く、二人の賑わしい会話は耳に入らない。
二人のイケメンの前で眠るのはあまりに無防備でいて、優しく見つめられる。