例えば、XXとか。
睡眠をとった私は、コンビニに行くから何か欲しいものはないかと二人に聞いた。
すると碧斗が滉と行けと言う。
「 王様に下僕からプレゼントだ、姫様を貸してやる 」
「 碧斗… 」
「 碧斗… お前下僕のくせに生意気だぞ、ま、姫様を遠慮なく借りるよ 」
「 伊織、俺は寝るから滉に付き合ってやれ 」
うん、と返事をして、滉からコートを持ってくるように言われて準備に部屋へ。
「 碧斗、いいの?」
「 今一緒にいるんだし、連れてけばいい。一人よりいいだろ… ちゃんと返せよ 」
「 ああ、わかってる 」
コートを来て行くと、碧斗に見送られながら滉と外へ。
私はコンビニに行くつもりでいたが、滉の車はコンビニに寄らず走る。
「 滉君、コンビニ左にあったけど…… 」
「 ごめんね、行きたい所があるんだ。良かったら付き合ってくれない?」
あ、だから碧斗……
「 私でいいなら、付き合うよ 」
「 ありがと、姫様 」
「 姫様はやめて、そんなキャラじゃないからね 」
クスッと笑う滉は、お兄さん… そんな感じがする。
楽しくて、優しいお兄さん。