例えば、XXとか。
epXX6→時間を止めるなら、今
碧斗の温もりが優しくて……
このまま、碧斗に……
「 滉はどうだった?」
「 大丈夫、だと思う 」
「 たまには相手してやれよ、寂しがり屋だからな 」
「 ……碧斗は?」
寂しいとか思う時ある?
私がいない時とか……
髪を撫でる碧斗の手。
「 俺は伊織がいない部屋は寂しいと思うよ、お前の残す香りが憎らしいくらい 」
「 なんか、変 」
やらしく聞こえるの私だけ?
「 なぁ 伊織…… このままでいようか、二人で熱くなるのもいい 」
耳元で囁くような声で言う碧斗に、ドキドキがひどくてギュッと抱きつく。
「 伊織…… 」
そして、私は呆気に取られる。
甘い囁きは……予想を覆した。
「 おっし、行け行け!よしよし、勝った!」
今、碧斗に無理矢理ゲームで勝負され負ける私。
もう何がなんだか……
甘い声はどこへ?