例えば、XXとか。
私が作った物。
それは……
「 目玉焼丼だよ、食べて 」
「 ご飯に乗っけただけか!」
「 野菜炒めは焼き肉のタレで炒めたもん、黄身を潰して食べてよ 」
たぶん、美味しい…… はず。
美味しくないと困る。
せめて、食べれれば良しとする。
嫌な顔をしながら碧斗が食べる。
「 ん、意外だな、うまい 」
「 ほら!ね、美味しいでしょ~ 」
あー、良かったぁ…… 食べれて。
碧斗の食べっぷりは見事なもので完食。
綺麗な丼が嬉しい。
碧斗がまたゲームをやろうと言うから先に洗い物を片付ける事にした。
少しして、水音で碧斗が後ろに立ったのが気づかず……
「 わ… 碧斗? ちょっと、今洗ってるから 」
ビックリした、ビックリした!
「 邪魔したいから、よくあるだろバックハグ 」
「 だからって…… んっ、ちょっと…… 」
「 首筋、噛みつきたい 」
カァー…… と熱が一気に上がった。
首にキスをされ、泡だらけで濡れている手では止められない。