例えば、XXとか。
後日、菜月と利香が大学の間、私は当たり前のようにバイトしていた。
そして店長と話をする。
バイト時間を長くしてほしいとお願いした。
「 そうなると契約をし直さないとね、うちとしては助かるから 」
「 はい、急ですみません 」
「 今月更新だったかな?その時に書類書いてほしいから印鑑持ってきて 」
「 わかりました、ありがとうございます 」
若いのに勿体ないね… 店長に言われたが、現実が厳しい事もわかると理解してくれた。
慣れたバイト先でなら安心感はある。
いつ、碧斗に話そうか……
そう考えながら夜、6時過ぎ。
利香が彩膳を予約、菜月ともこのドラッグストアで待合せし行く。
「 いらっしゃいませ。ご予約の名高様ですね、お待ちしておりました。担当する井関です、席にご案内しますね 」
接客担当が碧斗ではなく、優雅。
事前に話していないため、優雅となった。
当然、碧斗に私がいることが知れ、とても綺麗な笑顔で挨拶された。
その笑顔の裏には…… 想像したくもない。
碧斗の目が言っている……
なんで言わなかった? と、怒りが見えるようだ。