例えば、XXとか。


彩膳、厨房内。


滉が休みのため相談出来ない、それでもラインをコソッと送った。

ため息つく碧斗、その姿を見た未沙。

どうしたの、疲れた?と声をかけてみたが、別にと返答は弱い。

気になった未沙は彩膳の規則に反して付き合っている幸哉に耳打ちした。



「 碧斗が? わかった、それとなく聞いてみるけど碧斗だからなぁ…… 」

「 でも、あんな碧斗見るのってないから 」



幸哉は厨房前から料理を手に行く碧斗に声をかけた。

元気か?と……

まぁな、それが返事。

出勤時の碧斗とは明らかに違うと感じた幸哉は優雅に聞いてみると、優雅は機嫌が悪いのか態度でわかる。


それでよけいに気になった幸哉は休みの滉にラインした。

滉は、碧斗と幸哉からのラインに首をかしげる。

何かあったか… そう思うも、滉はコンパの最中だった。



「 未沙、滉にラインしたけど…… 」

「 そっか、でも滉は碧斗と仲がいいから何とかなるでしょ、それに気になるのが彼女よ 」



未沙が幸哉に教えたのは伊織がいる事、ファミレスで会ったのを覚えていて、自分達の事がバレないかと見ていたと。



「 未沙、彼女に聞いてみたら?」



幸哉に言われ、席へと行く未沙。




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