例えば、XXとか。
二人が去ると、菜月のそばに友達が寄ってきた。
あのイケメンは誰かと、彩膳の二人が何で来たかと聞かれる菜月。
「 まぁ 私の情報が必要だからかな?
要するに私がすっごく必要? しょうがないイケメンだわ、ほんと… アハハ~ 」
私が目当て、ホラを吹きたい所だが精一杯の菜月。
羨ましがられても悔しいだけ。
菜月は二人が来たことをラインで伊織に知らせ、すぐに電話が。
『 菜月、碧斗が来たの?なんでっ 』
「 なんでって、今どこにいるのよ、探しに来たみたいだったよ。
だから大学辞めてるからいないって言っといたからね、まったく変なモテ期ね~ 」
『 ごめんね、菜月…… また連絡するから 』
菜月… 大学辞めたの言っちゃったか……
言わない私が悪かったしね。
にしても私を探しに……
会えないよ、まだ……
菜月と話した後、優雅に電話が。
相手は滉。
優雅は話をごまかしているようだったが、電話向こうの滉にはわかる。
「 ……碧斗、伊織ちゃん優雅といるっぽい 」
「 あの、バカ!」
「 お前もな、碧斗 」
碧斗は滉に優雅の所へ行くと言い車を出させた。