例えば、XXとか。

首を貸してやると言われても、意味がわからずいた。

すると碧斗が私の首に手をやりグンッと引き寄せた。

それでわかった、碧斗が言った意味が。

一気に恥ずかしくなり、断るがダメだと言う。

たった1回きりだからと。




「 碧斗じゃないんだから無理~ 」

「 慣れてるみたいに言うな、俺は伊織にしかやらない 」

「 そんなうまい事言って~ やだ、ほんとやだ!」

「 ……だと思った、じゃ俺が。滉には出来ない事をしてやる 」




えっ!? まさか、ほんとに……



「 …ん……っ 」



教会、ドレス着るのに……

見えちゃったら……




「 碧斗… バカ…… 」

「 大丈夫、隠れるから 」

「 んっ…… 」



碧斗のキスが吸い付いたのは胸で、ドレスを着て、見えるか見えないか……

首だと思った証は、胸に。

そしてそのまま碧斗に包まれる時間を過ごした。




「 あ…… ついてる、しっかり…… 」



碧斗のバカ。

でも、滉君にヤキモチ? 俺のだって牽制?

碧斗ならやるよね、うん。


ふふ。



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