例えば、XXとか。
誰しも幸せになりたい。
その幸せになるために、色んな過程を大切な人と分かち合う。
奈々未は辛い事を忘れず、彰人とこれからも一緒に幸せになりたいと言った。
「 運命ってあるのかも 」
「 伊織ちゃん、私と彰人が幸せな笑顔でいれば、写真を通して誰かに伝わるよね、それってすごいよね 」
「 はい、すごいです!」
モデルハウスに奈々未さんと彰人さんの幸せなパネルが飾られる。
ほんとすごいよ、プロのモデルさんじゃなくて本当に結婚する二人だもん。
絶対成功する!
ベールを纏った奈々未と控え室を出て教会へ。
そこには彰人が、碧斗と滉、緊張でいっぱいなのか深呼吸を滉としていた。
そして奈々未に気づいた彰人が迎えに来るように側へ。
ダメだ、私が泣きそう……
「 奈々未… 綺麗すぎ!」
「 彰人だって、すごくカッコいい!」
あ~ 手、取り合って……
ヤバい感動しちゃう。
「 奈々未、俺… 幸せすぎて泣きそう 」
どんなに彰人が奈々未を愛してるか、無知な私にもすごく伝わり、奈々未より先に泣いてしまった。