例えば、XXとか。
大学で碧斗は滉に愚痴る。
それも盛大に。
「 碧斗、女は大事な物が多いから気をつけてやれよ 」
「 あのなぁ 女の下着に気をつけてどうすんだよっ あれは脱がすもんだろ!」
「 あ、碧斗っ 声!」
ったく、なんで俺があんな事言われなきゃなんねぇんだよ!
“大っ嫌い!”
……クソッ!
「 なぁ早く伊織ちゃんと仲直りしろよ 」
「 アイツ、俺に大っ嫌い!って言いやがったんだよ 」
「 は… 大っ嫌い? ぷっ… ハハハハハハ!」
笑い事じゃない碧斗はこれでも傷ついている。
伊織の怒って言われた言葉が……
“大っ嫌い!”
アイツほんと、なんだよ……
「 碧斗~ 伊織ちゃんに謝れ、お前が脱がす物が女にはそうじゃないんだよ。
隠れたお洒落ってやつだよ 」
「 お前がよくわからん、あっち行け 」
「 冷たっ!」
碧斗はどう仲直りするか、考える事に時間を費やす。