例えば、XXとか。
epXX3→好きが生まれる関係?
「 ねぇ! 私の洗濯物が入ってるのに入れないでよっ 」
「 だったら入ってますって札でも付けとけよ!」
「 なんなのよ、もう!」
「 あーっ、うるせーよ!」
フンッ! 互いに啀み合う。
優しく介抱してくれた碧斗とは、話ではなく文句の言い合いをしている。
あの時の碧斗が幻に思える。
私の事、伊織って呼んでくれたのに……
あれっきり“お前”だもんなぁ
やな奴。
「 あ、ヤバ!遅れるっ 」
バイトに行くため慌ただしく家を出るがスマホを忘れ舞い戻る。
そして出て、次は仕事で使うペンケースを机に置きっぱなしだったのを思い出して、また舞い戻る。
一人バタバタしているのを見かねてか、碧斗が送ってやると言い出した。
「 送ってやるからよく確認しろ、間に合うよう連れてくし 」
「 いいの?」
車のキーを私に見せる碧斗。
慌てず持ち物を確認する、そして二人で戸締まりを確認して出た。