クリスマスは赤い誘惑
ガクガクと与えられる刺激に腰が揺れる。自分からねだるような体勢により羞恥がこみ上げる。

「あ…っ、ふ、……アぁッ」
「何これ、ちょっとずらすと全部見えるとか」
「やだ、恥ずかしい……も、やだ…っ」

あまりの羞恥に涙が浮かび上がった。懇願するようにそう言うと佐野くんの喉がごくりと動いた。

「じゃあ、腰下ろして脚広げて」
「むり、できない……っ」
「ならこのまま終わりにする?」
「そんなの……っ」

こんなに身体に火が付けられて今さら終わりなんて耐えられない。羞恥よりも快楽を追い求める気持ちが上回る。佐野くんに見つめられるすぐ目の前でゆっくり腰を下ろした。濡れた場所が佐野くんの脚に触れたのが分かる。

「は……、見ないで……」

聞き入れられないと分かっていても言わずにはいられない。座ったまま脚を立てると佐野くんの指でずらされた下着の部分から内腿まで隠すべき場所が全て晒された。こんなに恥ずかしいことをやらされているのに、身体の奥からとろりと蜜が溢れてくるのを感じる。

「全部見えてる」
「言わないで……っえ、あ、」

佐野くんが動いたかと思うと身体が倒れる感覚がする。気付くとベッドに倒されていて、脚を持ち上げられたかと思うと一番敏感な場所が生暖かい感触に刺激されて腰が跳ねた。

「あぁーッ、あ、や、ダメぇ……っ」

大きく開かされた内腿を押さえつけられて閉じたくても閉じられない。目の前がチカチカするような蕩ける快楽に自然と腰が動いた。
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