クリスマスは赤い誘惑
挑発的な視線に晒されながら震える指で佐野くんのシャツのボタンを外していく。何度も肌を重ねているのに、佐野くんにやらされていると思うだけで興奮する。
白いシャツの中には細身に見えるけれど筋肉のついた身体がある。その重みも知っているのに最近は全く触れていなかった。
「それで?」
手が止まった私を促す声。ちらりと佐野くんを見るけれどまだ動く気配はない。そっとベルトに手を伸ばした。
「ン……、」
何度やっても慣れないそれは口の中で愛撫すると圧迫感を増して苦しいのに佐野くんが反応している証拠だと思えば全く嫌ではなかった。
「いやらしい顔……そんなに抱いて欲しい?」
羞恥を煽る言い方に顔が熱くなる。硬度を持ったそれを水音を立てて何度も唇で辿る。自分がどんな顔をしているかなんて知らない。だけど、それはセックスの疑似的な動きで、官能に当てられているのは間違いなかった。こくりと首を縦に動かす。
「そのままじゃセックスできないだろ。自分で脱げよ」
「……っ」
顔に触れられた合図で顔を上げると佐野くんは楽しそうに言った。身体の上から退こうとすると腕を引かれる。
「ここで」
「そんな……」
間近で見つめられながら脱ぐなんて、と思うけれど佐野くんが逃がしてくれるはずがなかった。諦めて佐野くんの膝の上でセーターを脱ぎ捨てた。インナーを脱げば、もうランジェリーが見えてしまう。
「なに、服の下にそんなエロい下着つけてたわけ?透けてる」
「……ッ」
白いシャツの中には細身に見えるけれど筋肉のついた身体がある。その重みも知っているのに最近は全く触れていなかった。
「それで?」
手が止まった私を促す声。ちらりと佐野くんを見るけれどまだ動く気配はない。そっとベルトに手を伸ばした。
「ン……、」
何度やっても慣れないそれは口の中で愛撫すると圧迫感を増して苦しいのに佐野くんが反応している証拠だと思えば全く嫌ではなかった。
「いやらしい顔……そんなに抱いて欲しい?」
羞恥を煽る言い方に顔が熱くなる。硬度を持ったそれを水音を立てて何度も唇で辿る。自分がどんな顔をしているかなんて知らない。だけど、それはセックスの疑似的な動きで、官能に当てられているのは間違いなかった。こくりと首を縦に動かす。
「そのままじゃセックスできないだろ。自分で脱げよ」
「……っ」
顔に触れられた合図で顔を上げると佐野くんは楽しそうに言った。身体の上から退こうとすると腕を引かれる。
「ここで」
「そんな……」
間近で見つめられながら脱ぐなんて、と思うけれど佐野くんが逃がしてくれるはずがなかった。諦めて佐野くんの膝の上でセーターを脱ぎ捨てた。インナーを脱げば、もうランジェリーが見えてしまう。
「なに、服の下にそんなエロい下着つけてたわけ?透けてる」
「……ッ」