浅葱色の魁
斎藤に連れられ、土方の部屋へ
幹部に囲まれ、真ん中に座る
「尋問ですか?」
「そういうつもりではありません
ですが、僕達も心配なんです」
「あんなことよくあるのか?」
「いえ、初めてです
思い出したと言っていたから…
よほど、鮮明に思い出してしまったのでしょう…」
「何…を?」
「私の口から申し上げるべき事では…
それに、1つ2つではありません
思い当たることは、たくさんあります」
「そうか… 陽乃がいてくれて助かった」
「恋仲ってのは、頼りになるな」
「早く夫婦になればいいのに」
「本当!陽乃…ありがとうな!」
陽乃は、苦笑いして
「私じゃありません」
陽乃は、土方を見ながら
「平助様の想い人は、私じゃありません」
幹部が静かになる
土方から、視線を下げ
「平助様は…
愛しい方の為に生きています
私は、そういう平助様が好きです
そばに置いて下さるだけで幸せです
なので、あまり恋仲や夫婦などと
茶化さないで下さい
平助様は、私に気を使いますから…」
「2人は、想い合っているんじゃないの?」
沖田が、陽乃に聞く
「そう、申しましたが?」
「そんなの… 酷いよ…」
「酷くなんてありません!
私は、全て承知の上で、平助様を
支えることに生き甲斐を持っております」
「平助は、陽乃に惚れてると思ってた…」
「平助様を責めないで下さい
池田屋の後…
『死に損なった…』と、泣いてました
生きることに欲のない方です
どうか… 」
「色々と事情があるんだろうが…
お前ら、抱えすぎるなよ?
誰が、誰に惚れようが
そんな事は意図して起こることでもねえ
ただ… 平助は… 限界かもしれねえ
陽乃 大丈夫か?」
「はい!私が平助様のそばで支えます!」
幹部に囲まれ、真ん中に座る
「尋問ですか?」
「そういうつもりではありません
ですが、僕達も心配なんです」
「あんなことよくあるのか?」
「いえ、初めてです
思い出したと言っていたから…
よほど、鮮明に思い出してしまったのでしょう…」
「何…を?」
「私の口から申し上げるべき事では…
それに、1つ2つではありません
思い当たることは、たくさんあります」
「そうか… 陽乃がいてくれて助かった」
「恋仲ってのは、頼りになるな」
「早く夫婦になればいいのに」
「本当!陽乃…ありがとうな!」
陽乃は、苦笑いして
「私じゃありません」
陽乃は、土方を見ながら
「平助様の想い人は、私じゃありません」
幹部が静かになる
土方から、視線を下げ
「平助様は…
愛しい方の為に生きています
私は、そういう平助様が好きです
そばに置いて下さるだけで幸せです
なので、あまり恋仲や夫婦などと
茶化さないで下さい
平助様は、私に気を使いますから…」
「2人は、想い合っているんじゃないの?」
沖田が、陽乃に聞く
「そう、申しましたが?」
「そんなの… 酷いよ…」
「酷くなんてありません!
私は、全て承知の上で、平助様を
支えることに生き甲斐を持っております」
「平助は、陽乃に惚れてると思ってた…」
「平助様を責めないで下さい
池田屋の後…
『死に損なった…』と、泣いてました
生きることに欲のない方です
どうか… 」
「色々と事情があるんだろうが…
お前ら、抱えすぎるなよ?
誰が、誰に惚れようが
そんな事は意図して起こることでもねえ
ただ… 平助は… 限界かもしれねえ
陽乃 大丈夫か?」
「はい!私が平助様のそばで支えます!」