浅葱色の魁
沖田に連れ戻された山南は



「切腹を申しつける」


「慎んでお受け致します」




切腹することになった

その夜



「山南さん!逃げろ!手伝うからよ!」



永倉が説得したが



「無性に平助君に会いたくなったんだ
江戸に行けば、会えると思ってね
僕は、平助君の道しるべになると
約束したのに…
気がつけば… 彼に導かれていた
平助君にすまないと謝ってくれるかな」










山南の切腹を報せる文が
平助のところに届いた頃





新選組は、屯所を西本願寺へと移し






沖田が、労咳と診断された

















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