浅葱色の魁
3日後
康正が新選組へ
「平助君…その怪我は…」
場所を変え、庭へ
「実は… 家茂公の御容態が悪いようで…
平助様を訪ねて誰か、来るかと思いましたが…まさか、傷つけるとは」
「あ、これは、俺が頭突きした」
「……古傷に障ったのですね」
「なんか、攫いに来たらしい」
「やはり、逃げるべきでしたね」
「俺は、逃げない
松平様達が言っている人じゃないから」
「まだ、そのような…
今日は、お知らせがもう一つ
京へ 御母上様がいらしております
恐らくは、拐かそうとした者らは
御母上様に平助様を認めさせようとする
一味かと…」
「俺、関係ないのに…
それに、こういうやり方が、本当に嫌い」
「徳川が、そんなにお嫌いですか?」
「ああ」
「では、お怪我お大事に!」
「どーも」
〝母親か… 生きてたんだ…〟
康正が新選組へ
「平助君…その怪我は…」
場所を変え、庭へ
「実は… 家茂公の御容態が悪いようで…
平助様を訪ねて誰か、来るかと思いましたが…まさか、傷つけるとは」
「あ、これは、俺が頭突きした」
「……古傷に障ったのですね」
「なんか、攫いに来たらしい」
「やはり、逃げるべきでしたね」
「俺は、逃げない
松平様達が言っている人じゃないから」
「まだ、そのような…
今日は、お知らせがもう一つ
京へ 御母上様がいらしております
恐らくは、拐かそうとした者らは
御母上様に平助様を認めさせようとする
一味かと…」
「俺、関係ないのに…
それに、こういうやり方が、本当に嫌い」
「徳川が、そんなにお嫌いですか?」
「ああ」
「では、お怪我お大事に!」
「どーも」
〝母親か… 生きてたんだ…〟