浅葱色の魁

会合中



一度も顔を上げることがなかった

平助に土方が納得いくはずもなく






｢協力するぜ！｣






同じく納得出来なかった永倉が
２番組を率いて









翌日







町を歩く平助を取り囲んだ






｢物騒すぎなんだけど…｣






平助が呆れ顔で、見回す





隊士をわけて平助の前に土方が立つ




｢てめえを御陵衛士にやったのは
密偵としてだ…　帰ってこい｣



｢伊東さんが大変そうだから…｣


｢脅されてんのか？｣



｢違う｣



｢だったら、なんで…
俺の目を見ねえんだよ！！！｣



｢三木三郎の計画は、阻止する
新選組や近藤さんに危害は加えない
俺が止めるから｣



｢平助！また無茶する気なんだろ！
悪いな……
力づくで連れ戻す｣






〝三木三郎から、守る為なんだ…
新選組を…　土方さんを…〟