浅葱色の魁
今にも泣き出しそうな
平助の横顔を陽乃が見つめる
〝離れたくない……
平助様のそばにいたい〟
「平助様… 申し訳ございません!
新選組にお戻りいただきます!!!」
陽乃が縄を手にした
「クククッ 陽乃
前に追いかけっこしたな?
あの時、陽乃を捕まえられなくて
すごく悔しかった
今夜は、俺が逃げる番か」
楽しそうに笑う平助に
陽乃が縄を投げる
軽々とそれを避け
屋根上に次々と上がる監察方に
微笑む
「本気なんだ!? ははっ
おもしれぇ!!!捕まえてみろ!!!」
平助が隣の屋根に飛び移る
〝なるほど… 監察方に進路を塞がせ
下に土方さん達か…〟
監察方が網を投げる
それを避ける為に下へ
「よう!話は、捕まえた後だ!」
土方が、ギロリ平助を見る
「捕まらないよ」
落ち着き払った平助に
全員が、抜刀した
「捕まえる」
平助の横顔を陽乃が見つめる
〝離れたくない……
平助様のそばにいたい〟
「平助様… 申し訳ございません!
新選組にお戻りいただきます!!!」
陽乃が縄を手にした
「クククッ 陽乃
前に追いかけっこしたな?
あの時、陽乃を捕まえられなくて
すごく悔しかった
今夜は、俺が逃げる番か」
楽しそうに笑う平助に
陽乃が縄を投げる
軽々とそれを避け
屋根上に次々と上がる監察方に
微笑む
「本気なんだ!? ははっ
おもしれぇ!!!捕まえてみろ!!!」
平助が隣の屋根に飛び移る
〝なるほど… 監察方に進路を塞がせ
下に土方さん達か…〟
監察方が網を投げる
それを避ける為に下へ
「よう!話は、捕まえた後だ!」
土方が、ギロリ平助を見る
「捕まらないよ」
落ち着き払った平助に
全員が、抜刀した
「捕まえる」