浅葱色の魁
もう一度、宴の段取りと
警備の体制を立て直しするため
話し合いが行われた
その場に平助も参加したが
一言も喋らなかった
「姫様から何かありますか?」
「ありません」
普段、騒がしくあれこれと意見をしていた
それだけに、城の者も新選組も困惑した
話し合いが終わると
スタスタと部屋に戻っていった
心配になった春嶽と康正が
部屋に様子を見に行く
「お加減が悪いのですか?」
「は?」
「静かでしたから…」
「ああ 意見することもなかったから
ん?何?静かだから来たの?」
「「……」」
「大人しくしろって言ってたくせに」
クスクスと笑い
「俺が死んだらさ……
藤堂平助の墓に入れてくれよな!?」
藤堂平助を死んだことにするため
墓が建てられている
それに入りたいと頼んだ
「縁起でも無い」
「死んだらの話!!
10年後とかでも、そうしてくれって
頼んでんの!」
「わかりました」
にこりと微笑むと
「んーーー!やっぱ女の着物は、鬱陶しい
はぁー!散歩しに行こっかな!!」
ぶんぶんと体を動かす姿に
2人が笑う
「元気そうだな」
「力が有り余っているくらいだ」
チラリと2人を見て
「相手しろよ」
「「は?」」
警備の体制を立て直しするため
話し合いが行われた
その場に平助も参加したが
一言も喋らなかった
「姫様から何かありますか?」
「ありません」
普段、騒がしくあれこれと意見をしていた
それだけに、城の者も新選組も困惑した
話し合いが終わると
スタスタと部屋に戻っていった
心配になった春嶽と康正が
部屋に様子を見に行く
「お加減が悪いのですか?」
「は?」
「静かでしたから…」
「ああ 意見することもなかったから
ん?何?静かだから来たの?」
「「……」」
「大人しくしろって言ってたくせに」
クスクスと笑い
「俺が死んだらさ……
藤堂平助の墓に入れてくれよな!?」
藤堂平助を死んだことにするため
墓が建てられている
それに入りたいと頼んだ
「縁起でも無い」
「死んだらの話!!
10年後とかでも、そうしてくれって
頼んでんの!」
「わかりました」
にこりと微笑むと
「んーーー!やっぱ女の着物は、鬱陶しい
はぁー!散歩しに行こっかな!!」
ぶんぶんと体を動かす姿に
2人が笑う
「元気そうだな」
「力が有り余っているくらいだ」
チラリと2人を見て
「相手しろよ」
「「は?」」