浅葱色の魁
五
新選組の非番の日
永倉が幹部の集まりに陽乃を呼んだ
「どうしたんだ?永倉」
「大事な話とは?」
「平助の事なんだけど…
有助って、平助が女って、知ってたか?」
少し驚きながら、陽乃が頷く
「ええ」
「じゃあ……伊東さんは?」
永倉の問いに、皆が陽乃を見る
「……御存知でした」
「陽乃……ここからが、本題なんだ」
前置きをして、永倉が一呼吸置く
「平助って、伊東さんとなんかあった?」
「……直接、聞いたことはありません
もしかしたら……裏切られたことがあるのかなって、気になったことがあります」
「俺たちに、女だとバラすぞって
脅されてたとか、ないか?」
「え……ない、と思います」
「体を求められていたとか?」
「おい!永倉!!」
土方が、永倉を睨みつける
「土方さん!聞きたくねえ話だろうけど
大事なことなんだ!!!」
怯まず、土方を睨む
「続けてくれ」
近藤が、永倉に促す
永倉が幹部の集まりに陽乃を呼んだ
「どうしたんだ?永倉」
「大事な話とは?」
「平助の事なんだけど…
有助って、平助が女って、知ってたか?」
少し驚きながら、陽乃が頷く
「ええ」
「じゃあ……伊東さんは?」
永倉の問いに、皆が陽乃を見る
「……御存知でした」
「陽乃……ここからが、本題なんだ」
前置きをして、永倉が一呼吸置く
「平助って、伊東さんとなんかあった?」
「……直接、聞いたことはありません
もしかしたら……裏切られたことがあるのかなって、気になったことがあります」
「俺たちに、女だとバラすぞって
脅されてたとか、ないか?」
「え……ない、と思います」
「体を求められていたとか?」
「おい!永倉!!」
土方が、永倉を睨みつける
「土方さん!聞きたくねえ話だろうけど
大事なことなんだ!!!」
怯まず、土方を睨む
「続けてくれ」
近藤が、永倉に促す