浅葱色の魁
山崎の制止を振り切り、2人は土方の部屋
平助の所へ
「平助!!」 「平助君!!」
「うわっ!!なんだよ!!
2人とも… 動いて大丈夫か?」
幹部が土方の部屋に集まっていた
土方は目を閉じ眠っている平助を膝に乗せ
抱きしめていた
「土方さん!!」
沖田が平助を引き離そうとする
「おい!なんだよ!!」
「歳!!人前でひっつくな!!
平助が恥ずかしくて、死にそうらしい!!」
「あ?」
「思いのほか、元気にしていたから
心配するなと言っていたぞ」
「え?」
「上手く体が動かせないそうです
それに、喋れないらしくて…」
近藤と沖田を落ち着かせて
平助の事、言われた事を伝えた
土方は、平助を抱きしめなおした
「平助、起きないんだ…
その真っ白なとこにいるんだな」
「まさか… あそこは、いわゆる三途の川
だから…平助はあんなに慌てて俺達を
こちらに戻してくれたのか」
「そんな… 平助君」
「心配いらないと平助様が仰ったなら
大丈夫です!!…たとえ、残されたときが
わずかだとしても、平助様の指示に従い
近藤さんと沖田さんは、私と大阪城へ
まいりましょう!
目を開けないけど、しっかり聞こえてらっしゃるかもしれません!
しんみりするのは、平助様嫌がるわ!ね!」
明るく喋る陽乃の目からは、涙が溢れる
「そうだね」
沖田も涙ぐみ、陽乃に同意した
「平助 大阪に発つ前に、目を開けてくれ
伝えたいことがあるんだ
とても、大切なことなんだ」
近藤が平助へ 言葉強めに言った
平助の所へ
「平助!!」 「平助君!!」
「うわっ!!なんだよ!!
2人とも… 動いて大丈夫か?」
幹部が土方の部屋に集まっていた
土方は目を閉じ眠っている平助を膝に乗せ
抱きしめていた
「土方さん!!」
沖田が平助を引き離そうとする
「おい!なんだよ!!」
「歳!!人前でひっつくな!!
平助が恥ずかしくて、死にそうらしい!!」
「あ?」
「思いのほか、元気にしていたから
心配するなと言っていたぞ」
「え?」
「上手く体が動かせないそうです
それに、喋れないらしくて…」
近藤と沖田を落ち着かせて
平助の事、言われた事を伝えた
土方は、平助を抱きしめなおした
「平助、起きないんだ…
その真っ白なとこにいるんだな」
「まさか… あそこは、いわゆる三途の川
だから…平助はあんなに慌てて俺達を
こちらに戻してくれたのか」
「そんな… 平助君」
「心配いらないと平助様が仰ったなら
大丈夫です!!…たとえ、残されたときが
わずかだとしても、平助様の指示に従い
近藤さんと沖田さんは、私と大阪城へ
まいりましょう!
目を開けないけど、しっかり聞こえてらっしゃるかもしれません!
しんみりするのは、平助様嫌がるわ!ね!」
明るく喋る陽乃の目からは、涙が溢れる
「そうだね」
沖田も涙ぐみ、陽乃に同意した
「平助 大阪に発つ前に、目を開けてくれ
伝えたいことがあるんだ
とても、大切なことなんだ」
近藤が平助へ 言葉強めに言った