浅葱色の魁
土方の隣に座らされた、平助の目の前に、城で世話をしてくれていた女が座していた
「お元気そうで、なによりでございます
慶喜様より、世話をするようにと
姫…、いえ、平助様のもとへ参りました」
陽乃が、平助の前へ
「約束、覚えておりますからね!
沖田さんと近藤さんの事は、私が
きっちりと治します!」
次に沖田が
「僕も頑張るから!平助君も!」
そして
近藤が平助の前に座る
「歳とは、知っての通り長い付き合いだ
頭の回転も良い、腕も良い、度胸も有
人望も厚い、本当に頼りになる男だ
だがね、歳だって弱気になる
平助、もしも君が逝ってしまったら
歳には、頼る人がいなくなってしまう
こんなに強い男だが
君の前では、副長ではないだろう
どうか…生きて
歳のそばにいて欲しい
歳を…よろしく頼む!!!」
豪快に頭を下げた
近藤の姿に土方が慌てた
「よせよ!かっちゃん!!!」
近藤の肩に手を置き
頭をあげるよう促す
クイッ
「え?」
土方の袖が引っ張られ
振り向くと
〝俺が、土方さんのそばにいたいんだ〟
平助の左手は、問題ないの手指示を作り
近藤を真っ直ぐに見ているようだった
「ありがとう!平助!!
歳を頼んだよ!」
にこっ
ほんの少しだけ、平助の口が笑みを作り
フラリ
土方に受け止められ、スヤスヤと
また眠ってしまった
「お元気そうで、なによりでございます
慶喜様より、世話をするようにと
姫…、いえ、平助様のもとへ参りました」
陽乃が、平助の前へ
「約束、覚えておりますからね!
沖田さんと近藤さんの事は、私が
きっちりと治します!」
次に沖田が
「僕も頑張るから!平助君も!」
そして
近藤が平助の前に座る
「歳とは、知っての通り長い付き合いだ
頭の回転も良い、腕も良い、度胸も有
人望も厚い、本当に頼りになる男だ
だがね、歳だって弱気になる
平助、もしも君が逝ってしまったら
歳には、頼る人がいなくなってしまう
こんなに強い男だが
君の前では、副長ではないだろう
どうか…生きて
歳のそばにいて欲しい
歳を…よろしく頼む!!!」
豪快に頭を下げた
近藤の姿に土方が慌てた
「よせよ!かっちゃん!!!」
近藤の肩に手を置き
頭をあげるよう促す
クイッ
「え?」
土方の袖が引っ張られ
振り向くと
〝俺が、土方さんのそばにいたいんだ〟
平助の左手は、問題ないの手指示を作り
近藤を真っ直ぐに見ているようだった
「ありがとう!平助!!
歳を頼んだよ!」
にこっ
ほんの少しだけ、平助の口が笑みを作り
フラリ
土方に受け止められ、スヤスヤと
また眠ってしまった