浅葱色の魁
そして、ついに
京へたつ日
バラバラの組み合わせになり
試衛館の皆とは、別行動
昼夜問わず、気の抜けない旅
「早くつかねぇかな…」
思わず口にしてしまうほど
疲れから、苛立っていた
近藤が上司に目を掛けられ
部屋割りを任された日
「何!? 俺の部屋がないだと!?」
うっかり部屋割りを忘れた相手は
芹沢鴨
この男、普段昼間も酒を飲むが
警護中は、夜のみにしている
部屋がない… つまり、酒が飲めないことに腹を立てている
通りのど真ん中に焚き火をして
ジロジロと見るものを威嚇する
止めにはいった者
口出しする者
すべて蹴散らして
町の者を怯えさせた
厄介なことに、土方は芹沢の組だった
「威張りやがって…あの野郎…」
「歳、落ち着け… 俺が悪いんだ
もう一度謝る!
そして、俺の部屋に泊まって貰おう」
近藤が謝っても、なお
芹沢の機嫌は、おさまらなかった
京へたつ日
バラバラの組み合わせになり
試衛館の皆とは、別行動
昼夜問わず、気の抜けない旅
「早くつかねぇかな…」
思わず口にしてしまうほど
疲れから、苛立っていた
近藤が上司に目を掛けられ
部屋割りを任された日
「何!? 俺の部屋がないだと!?」
うっかり部屋割りを忘れた相手は
芹沢鴨
この男、普段昼間も酒を飲むが
警護中は、夜のみにしている
部屋がない… つまり、酒が飲めないことに腹を立てている
通りのど真ん中に焚き火をして
ジロジロと見るものを威嚇する
止めにはいった者
口出しする者
すべて蹴散らして
町の者を怯えさせた
厄介なことに、土方は芹沢の組だった
「威張りやがって…あの野郎…」
「歳、落ち着け… 俺が悪いんだ
もう一度謝る!
そして、俺の部屋に泊まって貰おう」
近藤が謝っても、なお
芹沢の機嫌は、おさまらなかった