浅葱色の魁
警戒心は、いつも持っている
七桜といると
懐かしい気持ちになる
平助が、いつものように繕い物を手伝いに
陽当たりの良い廊下へ
4人が楽しそうにしている声聞こえ
足を止めた
「七桜は、男なんだから
藤堂さんと口づけなんて、ダメよ!」
里がからかうように注意した
「あら!心は、女なのよ!?
強くて、格好いい藤堂さんに惹かれて
何が悪いの?」
「悪くは、ないけど!
だけど、藤堂さんが逃げるよ?」
「平助様は、お優しいから
逃げることはないわね」
「陽乃… どちらの味方なの!?」
「ふふっ わからない!
でも、平助様は七桜の事
悪く思っていないわ!
平助様って、とっても短気だから
嫌いなら嫌いって、叫ぶもの!」
「許嫁かぁ いいわね
でも、結婚してないんだから
まだ私にも望みがあるわ!!!」
「「「ない!!!」」」
「ええ!?酷い!!!」
〝これじゃ、女4人だな…〟
手伝いをせず
芹沢の墓へ
「鴨…」
〝あいつ、鴨に似てる
鋭三郎にも…
何より…俺と似てる
七桜は、女に生まれたかったんだろうな〟
七桜になら
いいかな…
七桜といると
懐かしい気持ちになる
平助が、いつものように繕い物を手伝いに
陽当たりの良い廊下へ
4人が楽しそうにしている声聞こえ
足を止めた
「七桜は、男なんだから
藤堂さんと口づけなんて、ダメよ!」
里がからかうように注意した
「あら!心は、女なのよ!?
強くて、格好いい藤堂さんに惹かれて
何が悪いの?」
「悪くは、ないけど!
だけど、藤堂さんが逃げるよ?」
「平助様は、お優しいから
逃げることはないわね」
「陽乃… どちらの味方なの!?」
「ふふっ わからない!
でも、平助様は七桜の事
悪く思っていないわ!
平助様って、とっても短気だから
嫌いなら嫌いって、叫ぶもの!」
「許嫁かぁ いいわね
でも、結婚してないんだから
まだ私にも望みがあるわ!!!」
「「「ない!!!」」」
「ええ!?酷い!!!」
〝これじゃ、女4人だな…〟
手伝いをせず
芹沢の墓へ
「鴨…」
〝あいつ、鴨に似てる
鋭三郎にも…
何より…俺と似てる
七桜は、女に生まれたかったんだろうな〟
七桜になら
いいかな…