浅葱色の魁
「明日の巡察についてだが…
襲撃されるかもしれないという情報を
山崎が仕入れた」
「それで、死番なんですけど」
山南が眼鏡を右手で持ち上げる
「俺が行く!!!」
平助が手を上げる
「藤堂君と」
「僕が行きます!」
「沖田君に任せます」
平助と沖田が顔を見合わせ笑う
「しかし! 若い2人に怪我でもされては
困ります!
藤堂君の組に永倉君、沖田君の組に原田君
殿役に斎藤君と土方君
土方君は、現場の采配をお願いします」
山南の人選で、配置が決まった
「1つ質問!烝!その情報ってさ
どこで仕入れたの?」
「町や」
「長州浪士が話していたとか?」
「そや、それを聞いたんやて」
「そう…やっぱりね」
「なんだ?平助、山崎の情報網が
気になるのか?」
「……あれ?気にならない?」
「平助 言ってみろ」
「わざわざ町で話すってことは
こちらに聞かせたかったんだと思って
襲撃に備え、幹部を選出するよう仕向け
一網打尽にしようとしてるんだ」
山南が目を開いた
「なるほど…では、作戦を変えましょうか」
「いや、このままがいい!
山南さんの人選に間違いないよ!
新選組幹部の力を過小評価しての事
返り討ちにしよう!」
巡察の刻限まで、自由となり解散
広間に残った近藤、土方、山南、山崎が
「平助の勘、つーか、読みは的を得ている」
「そうだな…私生活でも彼は
よく人を読んでいるようだね」
「窮屈なんは、そのせいかもって
平助も悩んでいるようや」
「長所であり、短所でもあるのですね」
「松平様にも、そこを指摘されたんやて
心の整理が出来たら、俺に相談してくれる
ってゆうてましたわ」
「そうですか
僕は、平助君の道しるべになると約束しているのに、あまり平助君が見えていない
山崎君、相談役よろしくお願いしますね」
襲撃されるかもしれないという情報を
山崎が仕入れた」
「それで、死番なんですけど」
山南が眼鏡を右手で持ち上げる
「俺が行く!!!」
平助が手を上げる
「藤堂君と」
「僕が行きます!」
「沖田君に任せます」
平助と沖田が顔を見合わせ笑う
「しかし! 若い2人に怪我でもされては
困ります!
藤堂君の組に永倉君、沖田君の組に原田君
殿役に斎藤君と土方君
土方君は、現場の采配をお願いします」
山南の人選で、配置が決まった
「1つ質問!烝!その情報ってさ
どこで仕入れたの?」
「町や」
「長州浪士が話していたとか?」
「そや、それを聞いたんやて」
「そう…やっぱりね」
「なんだ?平助、山崎の情報網が
気になるのか?」
「……あれ?気にならない?」
「平助 言ってみろ」
「わざわざ町で話すってことは
こちらに聞かせたかったんだと思って
襲撃に備え、幹部を選出するよう仕向け
一網打尽にしようとしてるんだ」
山南が目を開いた
「なるほど…では、作戦を変えましょうか」
「いや、このままがいい!
山南さんの人選に間違いないよ!
新選組幹部の力を過小評価しての事
返り討ちにしよう!」
巡察の刻限まで、自由となり解散
広間に残った近藤、土方、山南、山崎が
「平助の勘、つーか、読みは的を得ている」
「そうだな…私生活でも彼は
よく人を読んでいるようだね」
「窮屈なんは、そのせいかもって
平助も悩んでいるようや」
「長所であり、短所でもあるのですね」
「松平様にも、そこを指摘されたんやて
心の整理が出来たら、俺に相談してくれる
ってゆうてましたわ」
「そうですか
僕は、平助君の道しるべになると約束しているのに、あまり平助君が見えていない
山崎君、相談役よろしくお願いしますね」