浅葱色の魁
「馬鹿野郎!!!わかってたんなら
何で一言、俺にねぇんだよ!!!」


ゴンッ


「イッテェーー!!!」


頭を抑え、しゃがみ込む平助に


「大丈夫!? もう!土方さん!!
平助君に助けて貰わなかったら、怪我してたかもでしょう!?
素直に感謝しなよ!!」


「馬鹿!!急に上から降ってきたんだぞ!!
危なく平助を斬るとこだったんだ!!」


「平助君は、馬鹿じゃないですよ!
土方さんが自分を斬らないことくらい
計算の上ですよ! ね!?」


「う゛ぅ……」


「平助… 大丈夫かよ…」


「縮んだかも…」


「クククククッ 元々小せぇだろ!!」


「新八… 叩きのめす!!!」


お馴染みの追いかけっこが始まると
平隊士らも、笑う





「…ったく
おぉい!! てめぇら!!!
巡察中だ!!!遊んでんじゃねぇ!!!」







土方に怒られ、巡察を再開した





「平助君」


「ん?」


「後でお話を聞かせて下さいね!」


「…おう」









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